こんにちは、JOSUIの中村です。
新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第27回です。
今回は、「アイデアのために苦しまない」というテーマで書きました。
前回のエントリーは こちら 。
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アイデアは、思考実験の繰り返しから出される。
■苦しまない
最近話題になっている、STAP細胞ですが、色々と議論はありますね。
STAP細胞にしろ何にしろ、研究者は苦しんで苦しんで研究成果を出していくといいます。
というのは、結果に至る仮説を数えきれない位もっていて、その仮説を検証するには実験しかないからです。
実験を一体何回、何種類すれば、いいのだろうか?
多くの研究者が思うコトではないかと思います。
失敗が続いている時に「失敗した実験材料をもったいないな」と思って再利用すると案外うまく行ったなどという話も聞かれます。
しかし、多くの成功者が口にするのは、「苦労しなかった」という話ではなく、「苦労はした」というものです。でも、苦しんで耐えて耐えぬいたという話は聞かないような気がします。
苦労したけど、それを平然とやってのけた所に彼らの凄さがあるような気がします。
■苦しまないためには?
アイデア考案の段階で、苦しんで苦しんで・・・という状況になると、ジリ貧のアイデアしかでないような気がします。
大きく構えて、余裕がある時でないと良いアイデアはでないような気がします。
どうすれば苦しまないでいられるでしょうか?
答えは簡単なことだと思うのです。
それは楽しむことです。
「苦しまない」という言葉には、「苦しむ」というネガティブな言葉を否定する意味が込められていますが、こういう否定語を使うのをやめましょう。
楽しければ、その時点で苦しんではいないですよね。
楽しければ、いいアイデアが思いつきますよね。
■楽しくやるためには発散しよう
物事を楽しむためには、発散が大切だと思います。私は、私のボスに教えて頂きましたが、発散とは、「何でもあり」の状態にすることだと思っています。
この発散こそが、発想の自由さや豊かさ、他人への許容を生み出す原動力だと思うのです。
発散の反対は収束です。収束は、必要なことが多いのですが、タイミングがあります。まずは発散してアイデアを出す過程を楽しみましょう。
そうすることによって、私達のアイデアはどんどん豊かになるのですから。