こんにちは、JOSUIの中村です。
新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第28回です。
今回は、「アイデアは組み合わせ」というテーマで書きました。
前回のエントリーは こちら 。
メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。
アイデアは、所詮は組み合わせである。
■組み合わせ
セミナーでよくお話することに、ソフトバンクの経営者、孫正義がした電子翻訳機の発明のエピソードがあります。
電子翻訳機は、孫正義が発明して、シャープに特許や技術を1億円で販売して、ソフトバンクの前身となる会社の設立資金になったというものです。
電子翻訳機をどのようにして思いついたのか?
それが今日のテーマ「組み合わせ」なんです。
簡単に言えば、単語カードを使って発明のネタを組み合わせていたそうです。
ここからは、私の記憶になるのですが、若き日の孫正義は、身の回りにありそうな、コップ、お皿、ペンなどを単語カード1枚に書き出し、それらのカードを組み合せて考えるという作業を繰り返したそうです。
そうして出てきたのが英語とコンピュータという組み合わせ。生まれた発明が電子翻訳機というものです。
組み合わせから技術を実現するまでに相当な努力があったのだと思うのですが、電子翻訳機を生み出すまでにあったのは、こういうアイデア=組み合わせ作業。
■組み合わせを増やすためには?
アイデアは組み合わせであることが分かりました。
では、組み合わせを増やすためにはどうすればいいのでしょうか?
材料が足りなければ、組み合わせをすることは出来ませんね。
従って、結論から言えば、材料を増やすことが必要な事になります。
材料を増やすには経験が必要です。
経験は面白いことをたくさんすることではないでしょうか?
また、色々なことを面白がることではないでしょうか。
例えば、出張で東京に来るのであれば、少し背伸びして、有名ホテルに泊まってみる。
普段は行かないような有名美容室に予約を入れてみる。
普段は行かない寿司屋で夕飯を食べてみる。
・・・などなど、できることはたくさんありますね。
自分と違うから受け入れないというのでは、経験が少なくなります。
自分と違うことを進んで経験しようではありませんか。
そして、組み合わせの材料を増やしましょう。
そうすることで、アイデアは湧いてくるのです。