あなたの視点は何レベル? ~未来を造る人になる#33~

こんにちは、JOSUIの中村です。

新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第33回です。

今回は、「あなたの視点は何レベル?」というテーマで書きました。

前回のエントリーは こちら

メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。

あなたの視点は誰のレベル?

俯瞰するチカラ

仕事柄、将来の事業や商品を造るための開発会議に出ていると、ついつい陥ってしまうことがあります。

それは、近視眼的な視点です。

どういうことでしょうか?

「競合がこういう商品を作った」
「じゃあ、我々も!」
という話し合いや、

「顧客がこんなことを言っている」
「じゃあ、つくろう」
という話し合いがなされていないでしょうか?

話が商品や事業に直結して、いい商品や事業が出来るのであれば、こんなにラクなことはありません(笑)
ここで、頭を捻らなければいい商品や事業はできないのです。

俯瞰する

どういうことでしょうか?
頭を捻るというのは、単純なことです。
俯瞰すればいいのです。

つまり、
「競合がこういう商品を作ったのはどういうことだろうか?」
「顧客がこんなことを言っているのはなぜだろうか?」
背景を含めて想像したり、考えたりしてみる。

結果には必ず原因があります。
原因を突き詰めれば、開発の背景となることが見えてきます。
「何故を5回繰り返す」、ということとも共通するところがあります。

こんな開発の問題点は何でしょうか?

とある仮想の事例を考えてみましょう。

あなたの会社が競合企業A社と争っていたとします。
ある日、顧客から声をかけられて、「こんなこと出来ない?」と言われました。
「顧客から言われたこと、一肌脱がなければ!」と思って会社に持ち帰り報告。
会社ですぐさま開発が始まりました。
開発が一段落してユーザーも満足、特許も出願しました。

バンザーイとなりそうです。

しかし、この会社の開発のあり方には問題があります。

問題とは何でしょうか?
次回、問題を探っていきたいと思います。