こんにちは、JOSUIの中村です。
新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第41回です。
今回は、「王道を行こう」というテーマで書きました。
前回のエントリーは こちら 。
メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。
なんだ、そんなこと?
事業開発をしていると、千3つという言葉に象徴されるように、難しい仕事をしていると思われがちです。
あるいは、いい加減な事をしていると見られることも多いです。
しかし、どちらもイメージ先行で、現実的にはかなり違います。
事業開発はアート?それともサイエンス?
と問われれば、間違いなくサイエンスですし、担当者の業務プロセスです。
業務プロセスとは、作業の手順やマニュアルを含めた業務全体を意味します。
事業開発は、業務プロセスに近いと考えています。何が言いたいかと言えば、誰でもできることなのです。
奇をてらう必要はない
あたらしい事業のアイデアやテーマは奇抜である必要はないと思っています。
セミナーの講師をしていると、「なかなかいいアイデアが思いつかないんですよねえ」と言われることが多いのですが、「どんなアイデアが欲しいのですか?」と逆にお尋ねすることにしています。
アイデアと言う言葉は、「思いつき」を意味することがあるので、飛躍的な考えを期待するのかもしれません。
でも、飛躍的なアイデアを実行に移せる会社がどの程度あるのでしょうか?
日本の会社は特に、飛躍的なアイデアよりも現実的なアイデアを求めているような気がします。そして、採用されるのは現実的なアイデアです。
そうだとすると、アイデアの創出段階で飛躍的なものを求める必要性はないのです。もっと言えば、どんなアイデアが欲しいのかを明確にする必要があると思います。
そうすることによって、自分がどんな結果が欲しいのかを明確にできるからです。
王道を行くことの大切さ
奇をてらって、得るべきものが得られないという経験は誰にでもあることだと思います。
新規事業でも同じです。
アイデアを出すことでも同じです。
奇をてらう必要はないのです。
立場上、新規事業やアイデア出しに関する色々なご相談事項を承るのですが、奇をてらって近道を行ったり、マジックによって問題を解決したりすることは、残念ながら出来ません。
王道を行って、堂々と結果を手にすることが大切だと思います。
必要なことを粛々と実行することです。
奇をてらわず、必要なことを粛々と実行するには、自分を信じてやり続ける力が必要なのかもしれません。