刺激を受けました97% 〜未来を造る人になる #42〜

こんにちは、JOSUIの中村です。

新規事業・研究開発リーダーに向けたメールシリーズ「未来を造る人になる」の第42回です。

今回は、「刺激を受けました97%」というテーマで書きました。

前回のエントリーは こちら

メールのバックナンバーは こちら からご覧ください。

刺激を受けました97%

ご案内しているために、皆様にはお分かりかも知れませんが、私はセミナーをいつも開催しています。

7月は公開セミナーで3件、24日に最後の1回が控えています。

いつも公開セミナーをしているため、アンケート調査には慣れていました。

しかし、こちらもご案内していますが、研究者やエンジニア向けの教育も実施しています。

先般、研究者向けにMOT(Management of Technology)のセミナーを実施してきました。

タイトルはMOTなんですが、体系的なMOTの教育ではなく、いかにして中長期のテーマを出して、ビジネスをうまく実施するかというテーマです。

2日間のプログラムを受けた受講生の感想は、「刺激を受けました」が97%というものでした。

エンジニア向けマーケティング教育で刺激を受けましたか?

エンジニア向けマーケティング教育で刺激を受けましたか?

たった2日なのですが

ビジネスをしたことがない人にとって、ビジネス経験は新鮮です。

大手企業に就職する研究者は、ほぼ、イコール 高学歴です。

しかし、自分で商売をしたことがある人は稀だと思います。

そういう意味では、高学歴者といっても素人なのです。ただし、頭は良い 笑

頭は良いため、「こう考えればいい」というのを教えてあげれば大きく変わるのです。

たった2日間なのですが、「大いに刺激を受けました」が97%もいるということは、これまで、研究者がいかにビジネス経験がなかったか、そして、それを知りたいと思っているかを意味していると考えています。

そして、刺激を与えるのに、長い時間は要らないことを意味しています。たった2日間の教育でここまでの刺激を与えることができるのですから。

これからの研究者に必要なスキルセットは?

私達は学校を卒業して会社に入っています。

仕事の内容はそこから学ぶのですが、仕事をするための読み書きソロバンの知識はあることが前提です。

研究者になる人は研究の基礎を身につけて入ってきますが、これからの研究者にはそれだけでは足りません。

何が必要か?

それは、ビジネスモデルやマーケティングの知識ではないかと思うのです。

これまでの研究者は、極端な話、何をするかが決められていました。

それは、日本市場を対象にしてモノを売るビジネスモデルを前提にしていたからです。

モノを売ることを前提にすれば。「良い物を造る」という発想になりがちです。

しかし、それだけでは通用しなくなっていることが多いのではないでしょうか?

研究者は、良い物を造ることが求められていたのですが、それだけでは足りないのです。

ハッキリ言えば、研究者に必要なのは、ビジネスで勝ち続けることを企画する能力になったのです。それこそが、今後、求められる能力になったのです。

手前味噌ですが、そのことを気づかせ、それに必要なスキルセットを身につけさせるセミナーを実施しています。

次回以降、アンケートの詳細を解説していきたいと思います。