事業開発に対する私の考え方

私は新規事業開発をするために、会社の仕組を変更することや会社の体質を変える事にこだわりがあります。なぜ私が仕組みの変更や体質の変革にこだわるのかというと、やるからには、「正しいやり方で成功してほしい」と思うからです。だって、成功した方が楽しいではないですか。

一方で、成功しなければ意味がないと思っている訳ではないのです。私が言う「正しいやり方」という言葉、失敗した時に何が失敗だったのかを検証ができるという意味を込めています。なぜこういう事を書くかと言えば、失敗しない自信こそが大切だと思うからなのです。私は30歳までに6件の新規事業にチャレンジしてうち3件で失敗したと思っています。そして失敗した3件の全てについて、なぜ失敗したのか分かっていました。次は同じ失敗をしない自信がありました。

そのタイミングでコンサルタントになったのですが、多くのクライアントが正しいやり方で新規事業を行う必要性を感じていないと思うことが多くありました。例えば、ベンチャー企業では、経営者の力任せの創業期を経て、結果だけを求める風土になっていました。別の会社では、二代目の若く経験の浅い経営者が組織の精度や風土をブレさせていました。

我々コンサルタントが関わる企業は、事業開発が成功しないという問題を抱えています。こうした企業に長く関わるにつれて、目先の事業開発を成功させることには多少の意味があっても、大きな意味がないのではないかと思うようになりました。それで、理解を得るのは難しくても、会社の仕組みや体質を変える事の重要性に目が向くようになったのです。

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