ブログ 困ったなあ、もう。開発テーマにまつわる諸問題

こんにちは、JOSUIの中村です。

今日は、研究開発テーマの作り方について書こうと思います。

セミナーを開催すると、私は必ずアンケートを取るようにしています。

「お悩みは何でしたか?」とお聞きするのですが、回答のトップに必ず来るものがあります。

それが、「テーマがない」「テーマの枯渇」「アイデアがない」です。

言葉を変えて同じようなことを言っていると思います。

しかし、掘り下げて考えると、違った問題があることが分かります。

経験上、たくさんの問題があります。

・アイデアのための情報のインプットがない
1)未来を予想していない
2)技術の棚卸をしていない

・テーマになるアイデア段階のアイデアがすでに出ない
3)統制的な雰囲気(アイデア出せない)
4)アイデアを出す場がない
5)アイデアをバカにされる
6)エンジニアの自由な発想ができない

・テーマ化の問題
7)アイデアをテーマにしていない
8)アイデアを小粒なままテーマ化してしまう
9)テーマに説得力がない
10)テーマが未来の予想を反映していない
11)テーマが保有技術・コア技術と関係がない
12)バズワード的なテーマで、なんとなく納得してしまう

・テーマ選定の問題
13)選定基準が厳しすぎる
14)テーマ選定が「鶴の一声」で決まる
15)テーマを通すテクニックがない
16)エンジニアに熱意がない

※最近では、大抵の会社は、ステージゲート法をとっており、たくさんの案件の中から選定するという方法を取っています。

大企業向けのコンサルティングの現場では、上述のような課題のどれが課題なのかを把握した上で、一つ一つの問題を解決していくことになります。

しかし、実務上、最も問題になるのは、「エンジニアに熱意がない」ことに帰結することが多いような気がします。

これには、いくつかの問題があり、あまり大きな声では言えないのですが、一番大きな問題は、「マネジメントがエンジニアの熱意を奪っている」が多いです。

マネージャー(研究開発部長、役員)の方の人格・性格、成功体験に起因する問題であることが多く、解決するのはそう簡単ではありません。

実際、会社で出世してきている人を否定することにつながりかねず、非常にデリケートな問題になるのです。

私がどうしているのか?

当たらず触らずで終わらせることもありますし、ズバッとやることもあります(笑)。

「ズバッとやる」と書くと、物騒なイメージかも知れませんが、決して物騒なことはしていませんのでご安心を。

皆さんの会社では、どんな問題がありますか?

把握しておられる問題があったら、解決を図るのはいかがでしょうか?

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