心を自由にする

こんにちは、JOSUIの中村です。

今回は、番外編です。「心を自由にする」というテーマで書きました。

<先日の経験>
先日、大阪に出張に行く機会がありました。その時、たまたま大阪城近くのホテルを利用したので、大阪城を散策する機会に恵まれました。

ご承知の通り、大阪は豊臣秀吉のつくったお城です。

私の会社の名前、「如水」は、この秀吉の部下である黒田官兵衛の晩年の号である如水から取っています。

そのため、秀吉公を他人には思えず、京都や大阪に訪問する際には関係する場所に行くようにしています。

今回は大阪城、そして豊国神社に行ってきました。

豊国神社は秀吉公を祀った神社です。

神社でおみくじをひき、秀吉公を祀った神社に参詣してきたのですが、すごく心が洗われました。

大阪城は巨大な城郭、その一部に豊国神社があるわけですが、大阪城の敷地に足を踏み入れた瞬間に、フッと軽くなった気がして、外堀を渡り、内堀を渡り、と歩く中でどんどん気がラクになっていきました。

そして、豊国神社に参拝。

参拝した瞬間、気が楽になりました。
よく、「憑き物が取れる」とか言いますが、こういう感覚なのだな、と思います。

皆様も同じような経験があると思いますし、そのために每日参拝に行くという人も少なくないのではないのでしょうか?

<精神世界も価値を持つ>

私は職業柄、ものづくり企業を支援することが多いですが、取り扱うのが「もの」なので、どうしてもモノによって顧客価値を創造するという方向に話が進みがちです。

しかし、過去、営々と続いてきた人類の営みに宗教の存在が、日本人には寺社仏閣があったように、精神世界や精神性にも価値があることを認めないわけには行きません。

私達は、神社のお祓いにお金を払いますし、お坊さんの読経にお金を支払います。お祓いや読経には何か効果があるのか、説明できないか、理解が難しいものです。でも、価値があるのです。

私の場合、寺社仏閣に参詣することはストレス管理に非常に役に立っていると思っています。そこにお金を払うことにやぶさかではありません。

<サービスにも目を向けよう>

さて、足元に目を戻しましょう。

精神世界や精神性に関する人間の営みは、現代風のビジネス用語で言えば、ストレス管理ビジネスだと思います。

今後、ストレス管理ビジネスの市場は広がっていきます。社会が益々不安定になりますし、少子高齢化の影響があって高齢単身世帯が増加するからです。

JOSUIは、こうした高齢単身世帯向けのビジネスは介護だけではなく、ストレス管理ビジネスにも広がっていくだろうと予想していますし、データもそれを裏付けています。

ものづくり企業から見れば、ものづくりだけでなく、サービスを視野に入れた事業展開・開発テーマの構想をすることも一つの方法だということです。

<心を自由に>

我々エンジニアは、心を自由にする時間が必要ではないでしょうか。

物質世界に生きる我々は、精神性や精神世界にも興味・感心をもち、自分の構想する事業に幅を持たせることができる事も忘れてはいけないと思います。

物質世界や既存の理論で説明できない分野が存在するように、私達が分からない・知らない分野にもビジネスが存在し、そうした分野を理解することは高付加価値化する上で、重要な示唆を与えてくれるはずです。